新築竣工撮影

新築のお宅を竣工撮影させていただきました。

とはいえ、すでに引き渡しから2年・・・
ちょっと大丈夫かなと思っていましたが、奥さまがきれい好きな方で、くすみ一つない状態で驚きました。

スッキリした外観とは裏腹に、中身はちょっと迷路のような複雑な構造のお宅で、すごく面白いのですが、一つ困ったことが。

それは、位置関係が写真ではつかみづらいということ。
映画やドラマ撮影での一つの注意点として「イマジナリーライン」というものがあります。

これは、被写体の位置関係が視聴者に分かるようにしておくというルールで、お家の場合だと、例えば玄関から入って右手にトイレ、左手にパントリー、どん詰まりにリビングという位置関係が分かるようにしなければいけないという考え方です。

写真家みんながそれを意識しているかどうかは別として、私自身が動画撮りでもあるせいか、どうしてもそこを守りたくなります。

しかし、あまりに入り組んでいたり、極端に狭い場所での撮影では、イマジナリーラインが取りづらくなり、ともすればイマジナリーラインを出すために画面の美しさを犠牲にしなければならない場合もあります。

今回は、この主観と客観の優位性をどうするかのせめぎ合いがしんどい物件でした 笑

とはいえ、クライアント様のプレゼン資料として、そしてホームページを彩る素晴らしい物件としてお役に立てたので、今回も気合が空回りせずに良かったと胸をなでおろしています。

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